2007東海CS　フィーチャーマッチ1

フィーチャーマッチ1
クレイン（大寒波入りDライダー）　vs　horaemon（Dライダー）

スイスラウンド第3戦。最初のフィーチャーマッチはクレインとhoraemonの対決。二人とも2007年の日本代表であり、その実力は折り紙つきだ。
テーブルに座った二人は、なにやら相談している。
「どうする？握手する？」
などと言った内容の会話だったが、このときはまだ本人たちにしか言っている意味は理解できなかった。そしてジャッジの「それでは3回戦開始してください。」の合図とともに、二人は握手する。
試合開始前のマナーの握手。礼儀を重んじる東海組主催のこの大会ですら、その握手の義務付けはされていなかったが、この二人はそれを恥じることなく堂々と行った。素晴らしい。デュエリストの鏡だ。著者がそう思ったのもつかの間。
「IDお願いします。」
まだ試合開始直後のため観戦者はいなかったものの、誰かいたら吹く人が出てくるであろう。
一応解説を入れておくが「ID」とはインテンショナル・ドローの略で、お互い同意の上の引き分けという事だ。長いスイスラウンドの後にプレーオフがある大会などでは、確実にプレーオフに出場するためスイスラウンド終盤にIDすることは珍しくないが、3回戦目でのIDは非常に珍しいのではないだろうか。
しかし、本人たちの決定なのでジャッジも特に言う事無くIDを了承。こうして注目の一戦は終了した。
その後、彼ら日本代表によるフリーデュエルが行われたが
「この初手なら勝ってたよ！」
というhoraemonの声がほどなく会場に響くこととなる。

クレイン　　　0
horaemon　 0
（ID終了）